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クトゥルフ神話TRPGの始め方〈応用編②〉「ロールプレイがキモ?交渉系技能の種類と効果的な使い方」

どうも皆様、黒猫です。
クトゥルフ神話TRPGのリプレイ動画を漁っては「あぁぁ俺もまたやりてぇぇぇ」と喚くだけの日々が続いております。

それはさておき、今回はクトゥルフ神話TRPGでは非常に役立つ技能である「交渉系技能」に関するお話しをさせていただきたいと思います。
いくつかの交渉系技能に関しては「探索者の持つ技能について」の記事でもご紹介させていただきましたが、更に詳しくご説明させていただきます。

交渉系技能は、単品で使う事もあれば、ロールプレイのアシストとして使う事もあります。
シナリオにもよりますが、全技能の中でも使用頻度は高い方なので、交渉系技能の事をよく知っておくと有利に進められる確率は大きく上がります。
という事で、早速ご紹介いたしましょう↓

 

目次

  • 《その①》何をするにも大事な「信用」!
  • 《その②》こちらの意見を通す為の「説得」!
  • 《その③》急場しのぎにはコレ!「言いくるめ」!
  • 《その④》金は命より重い!?「値切り」!
  • 《その⑤》これが出来なきゃ話にならない!「母国語」!
  • 《実践編》交渉系技能を効果的に使うには?
  • まとめ

 

《その①》何をするにも大事な「信用」!

まずは「信用」。
この技能はNPCに話を聞いてもらいたい時などに「私は怪しい者ではない」と証明する為に使ったりします。
顔見知りのNPCならともかく、初対面のNPCは突然話しかけてくる探索者を不審に思っても仕方ないですからね・・・。

信用に成功すれば相手が探索者を信じてくれる為、話をする事が可能になったりしますね。
逆に失敗してしまうと相手に「なんだコイツ・・・」などと思われてしまうわけです。
当然、ダイスロールにクリティカルやファンブルを採用している卓であれば信用ロールの結果も大きく変わってきますので、信用でファンブルなどしようものなら、キーパー次第ですが今後は会っただけで「帰れ!」と言われてしまうかも・・・。

ちなみにこの信用ですが、顔面偏差値(APP)や社会的地位が結果に関わってくる事があります。
「イケメンの話だから聞いちゃう!」とか「世間的に有名な人の話だから聞いちゃう!」とか、そんな感じですね。

例えば目の前にこんな二人がいたとして、「どっちを信用するか」と聞かれたら・・・どっちが信用出来そうかなんて聞くまでもないですよね。
とにかくこの技能に失敗してしまうと、他の技能でカバーするチャンスすらなくなってしまうような事もある重要な技能ですので、是非取っておきたい技能ですね。

 

《その②》こちらの意見を通す為の「説得」!

お次は「説得」。
説得は少し時間が掛かる代わりに、成功すれば例え嘘の話をしたとしても、相手を説き伏せたり納得させたりする事が出来る技能です。
どういう内容で説得したかによりますが・・・。
また何らかの影響でバレるまでは相手はその話を信じてくれたりしますね。

失敗すると話の内容を怪しまれて警戒心を持たれたり、情報を聞き出そうとしていた時などには何かしらの理由ではぐらかされたりしてしまったり・・・という感じです。

ただし相手が「心理学」(相手が何を考えているかを読む技能。
主にプレイヤーに非公開でキーパーが振って結果だけ教える)を持っていたりするとあっさり嘘がバレる・・・という事もなくはないので過信はしない方がいいかもしれないですね。

説得単品というよりもロールプレイの補助として使う事が多いです(と私は思っています)。
卓にもよりますが、キーパーが納得する様な内容、もしくは説得対象の心が(良い方向に)揺らぐセリフを言う事でボーナスがもらえたり、説得を自動成功にしてもらえたりという事もあったりしますので、この技能に頼るよりはある程度自力で説得内容を考えた方がいいかもしれないですね。

 

《その③》急場しのぎにはコレ!「言いくるめ」!

3つ目は「言いくるめ」です。
言いくるめは簡易説得のようなもので、説得は成功すれば嘘でも信じ込ませる事が出来ますが、言いくるめはその場しのぎにしかならない為、長時間相手を騙したい時などには使いづらいですね。

その代わり、しっかりと説明する必要がある説得と比べると「言いくるめ」だけあってロールプレイは少し楽なので必ずしも説得の劣化版というわけではないです。

そんな言いくるめですが、上記の通り「言いくるめ」というだけあって卓によってはそもそも通用しないという事が結構あります。
例えばセキュリティーがしっかりしている場所に入りたい時に言いくるめ、なんてまず聞き入れてくれないですからね・・・。

わりと重宝する言いくるめですが、その効力の弱さを補うロールプレイや説得と一緒に取って使い分けるなどの工夫も必要になってきたりしますね。

 

《その④》金は命より重い!?「値切り」!

4つ目は「値切り」。
どんな技能かは、読んで字の如しです。
使う場面も買い物をする時に値切りが出来る・・・かも、という技能です。

最近多い現代日本が舞台のシナリオや、そもそもお金のやり取りが出来ないような謎空間が舞台のシナリオだと使う機会自体が無くなりそうな、ちょっと使いづらい技能です。

使う場面があるとすれば、情報屋から情報を仕入れるシーンがあるシナリオで、情報料を安く出来たり、とかでしょうか。
しかしこれも必ず出来るわけではないとはいえ、言いくるめや説得で代用出来たりするので、値切りをどうしても取りたい時はフレーバー技能として取って、使い時が来たらラッキー!くらいに思っておいた方がいいかもですね・・・。

 

《その⑤》これが出来なきゃ話にならない!「母国語」!

最後は「母国語」です。

この技能は日本人なら日本語、アメリカ人なら英語が母国語となり、EDU×5が初期値となります。
ハーフの探索者ならどちらの国の国籍を持っているかや、どちらの国で長く過ごしたかなどで決めてしまうと簡単でしょう。

クトゥルフでは難解な言葉遣いの本などが出てくる事があり、それを解読出来るかを判定するのに使ったりします。
他にも複雑な内容を説明する時に上手く伝える事が出来たかの判定に使ったり、本を読む時に判定し、成功するとスラスラと読めた事になり読む時間が短縮されたり(図書館で判定する場合も有り)と母国語を使う場面は多岐にわたります。

EDU×5(ただしEDU20以上でも最大値は99)が初期値になる関係上、キャラクターのステータスによってはわざわざ母国語に技能ポイントを割かなくても最初から80近くあったりするので、EDU高めのキャラは他の技能にポイントを回してしまってもいいでしょう。

また母国語以外にも「その他の言語」という技能があり、これは母国語以外の言葉を使いたい時にポイントを振ります。
初期値は1%ですが、母国語以外に一つしか選べないわけではないので、複数取ってバイリンガルな探索者を作る事も可能です。
ただしその場合は、それぞれの言語ごとに技能ポイントを振らなければならないので、あまりポイントを振り過ぎると他の技能に使用できる技能ポイントが減ってしまう点には注意です。

個人的にその他の言語でオススメなのはラテン語ドイツ語
日本人探索者など英語圏以外の探索者なら英語も便利ですね。

英語はともかくなぜラテン語とドイツ語なのか?
それはクトゥルフでよく出てくる魔導書がラテン語で書かれている事が多く、またカルテ=ドイツ語のイメージから病院が登場するシナリオでドイツ語で書かれたカルテが情報として用意されていたりするからです。
もちろんキーパーがシナリオを改変して魔導書もカルテも英語になってる、なんて事もありますが。

またシナリオとは直接関係ないものの、魔導書やカルテを読む事で面白い情報が手に入ったりという事もあるので、誰かがとっておくと意外な情報が手に入るかもしれませんね!

 

《実践編》交渉系技能を効果的に使うには?

さて、交渉系技能をご紹介したところで、交渉系技能はどう使うのか?という事をご説明いたします。

説得の項目でも少し触れましたが、交渉系技能はロールプレイの結果に左右されて技能値に補正が掛かったりする事があります。
特に、説得や言いくるめはどう説得するのか?
どう言いくるめるのか?
とキーパーに聞かれる事が多々あります。
例え技能値が高くても話の筋が通っていなかったり、内容が支離滅裂だとマイナス補正を掛けられたり、場合によっては自動失敗にされてしまう事もあります。

ダイスに左右される事が多いTRPGですが、交渉系技能、中でも説得と言いくるめはダイス以外の部分が重要になる事が多いのです。
ダイスに頼らずロールプレイでカバーしていくタイプのプレイヤーはともかく、技能値に任せてダイスに頼りっきりなプレイをしていると、この交渉系技能が必要になってくる場面で躓いてしまう、という事が起きてしまうのです。
その為、交渉系技能を上手く活用するには「ロールプレイが上手くなる」というのが大事になってくるのです。

しかしどうしても話すのが上手くならない・・・という方もいるでしょう。
心配する事はありません。
何も「会話をしろ」というわけではないのです。
例えば「○○について聞きたいんだけど△△の名前を出したら話聞いてくれそう?」とかでも大丈夫です。

要は重要なポイントを抑えておけばあとはダイスの出番なので、「自分じゃ活かせそうにないかも・・・」と言わず、ジャンジャン交渉系技能を活用していきましょう!

 

まとめ

今回はクトゥルフ神話TRPGの技能のうち、「交渉系技能」についてお話をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

会話が出来ずに情報を取り逃した、あるいは説得に失敗して死なせずに済んだかもしれないNPCが死んでしまった、なんて経験がある方も多いのでは?
そんな方の為に交渉系技能が如何に重要か、そして活かし切るにはどうすればいか。
これが少しでも伝われば嬉しいです。

 

初心者向けのクトゥルフ神話TRPGの記事を連載しております。
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黒猫
ゼスト市原店・主に一般担当の黒猫です。
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他にもアニメやTRPG(主にクトゥルフ)の話題もイケますので遠慮無くお声掛け下さい。
大体一般レジ付近で作業してますのでお気軽にどうぞ(≧ω≦)
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