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初心者向けクトゥルフ神話TRPGの始め方・応用編①「PLの分身!キャラクターシートの作り方」

どうも皆様、ゼスト市原店の黒猫ですよ。

今回は再びクトゥルフ神話TRPGについてのお話なのですが、今ままでのものとは違い、今回からは応用編と称しまして、基本的な部分をざっくりではなく、「じっくり」と解説していきたいと思います!

記念すべき「応用編の第一回目」は、プレイヤーの分身としてシナリオ内で探索をするキャラクターのステータスの決め方、つまりキャラクターシートの書き方についてのお話です。
キャラクターシートは、どの項目から決めるかによって作成に掛かる時間が大きく変わってきますので、今回は「どんな順番で書けばいいか?」という部分を中心にやっていきたいと思います。

 

前回までのクトゥルフ関連の記事はコチラへどうぞ↓

 

目次

  • 《キャラ作成の前に!》キーパーからどんなシナリオをプレイするのか聞いてみよう!
  • 《キャラ作成のコツ①》ダイスで決めるべき項目を埋めてしまおう!
  • 《キャラ作成のコツ②》ダイスで決めた項目から算出される数値をメモしておこう!
  • 《キャラ作成のコツ③》ダイス関連の数値が決まったら職業・名前・年齢・年収などを決めよう!
  • 《キャラ作成のコツ④》職業技能&趣味技能ポイントを、キャラに合わせて技能に割り振ろう!
  • 《一工夫で大きく変わる!》フレーバーテキストでキャラを立たせよう!
  • まとめ

 

《キャラ作成の前に!》キーパーからどんなシナリオをプレイするのか聞いてみよう!

キャラ作成の前にやっておきたいのがこれ!
まずはキーパーからどんなシナリオをプレイするかを聞いてみましょう。

シナリオによっては、目星や聞き耳のように多くの場面で役に立つ技能とは別に、そのシナリオで必要となってくる推奨技能がある場合があります
もちろん、流石にその技能が無いと詰んでしまう、というものばかりではありません。
ですが、中にはそういったシナリオがない事もないので、予め聞いておいて、最低一人でも推奨技能を持った探索者がいるとシナリオをスムーズに進められるかもしれません。

また技能以外にも、舞台が学校なので「教師や学生のキャラを作って!」というものもあれば、「旅行で舞台となる島に訪れた観光客と現地の人で分かれて!」というもの、更に導入の為に「最低一人は○○の職業でお願い!」などもあったりするので、キャラ作成の前にはどんなシナリオかを聞いてからにするというクセを付けておくといいですね。

自身がキーパーの時には、最低でも必須条件だけは先に伝えておくようにするといいでしょう。

 

《キャラ作成のコツ①》ダイスで決めるべき項目を埋めてしまおう!

さて、ここからが本格的なキャラ作成です。
まず最初は、「キャラ作成・ステータスの役割について」の記事でもご説明させて頂いた、8つのステータスを決める事からです。

何故最初に決めなければならないかというと、8つのステータスである、

  1. STR
  2. CON
  3. SIZ
  4. DEX
  5. APP
  6. INT
  7. POW
  8. EDU

この8つは、「キャラ作成・ステータスの役割について」記事でも触れているように、他のステータスに影響を及ぼす為、これを後回しにするとややこしくなってしまいます。
また、自分で細かく決めるのではなくダイスによりある程度ランダムに決められる為、この数値をベースにキャラ付けをしていくと非常にやりやすくなります。

この8つの項目は、6面ダイスが1つでもあれば一応可能(人数によっては尋常じゃなく時間がかかりますが・・・)なので、まずはご自宅に眠っているかもしれないサイコロを探してみましょう。
ちなみに2017/8/18現在、キャラクターシートとダイスは、スマホの無料アプリでも用意する事が出来るので、とりあえずどんなものか見てみたいという方はDLして見てみてはいかがでしょうか?

 

《キャラ作成のコツ②》ダイスで決めた項目から算出される数値をメモしておこう!

お次は、先程の8つの項目の数値から割り出される項目です。

こちらも②にて一通りご説明させていただきましたが、アイデア、幸運、知識、SAN値(正気度)、耐久力、ダメージボーナス、MP、そして技能の回避の数値ですね。
これらの項目はダイスで決める8つの項目を埋めると同時に数値が決まります。
(ハウスルールで決め方を少しいじっているという場合はこの限りではないですが)

各項目の数値は以下の通りです(ルールブック準拠)

  • アイデア《INT×5》
  • 幸運《POW×5》
  • 知識《EDU×5 (最大値は99)》
  • SAN値《POW×5》
  • 耐久力《(CON+SIZ)÷2 (端数切り上げ)》
  • ダメージボーナス《STR+SIZの合計値によって変動。詳しくは②参照》
  • MP《POWと同値》
  • 回避《DEX×2》

ここまで決め終われば大まかなキャラのイメージが掴めてくるので、職業や技能、戦闘向けにするのか探索向けにするのかなどを決めやすくなります。

 

《キャラ作成のコツ③》ダイス関連の数値が決まったら職業・名前・年齢・年収などを決めよう!

ダイスで決める数値をキャラクターシートに書き終わったら、次は職業・名前・年齢・年収といったプロフィールを決めましょう。

 

名前は好みでOK!

名前は特にこういう決め方がある、というわけではないので自分の好きなように決めてOKです。

 

職業も基本は選択自由!

職業は基本的にステータスや後述の年収を参考に決めたりしますが、やってみたい職業があったり、あまり選択の幅を狭めたくないというのであれば自由に選択しても特に問題はないです。

 

年収は出た目に応じて決めよう!

年収は、3D6を振って出た目に応じて以下の様に決まります。

  • 3~10・・・150万以下~500万(出目が1増えるごとに+50万)
  • 11~15・・・600万~1000万(出目が1増えるごとに+100万)
  • 16・・・2000万
  • 17・・・3000万
  • 18・・・5000万以上

これが成人探索者の決め方になります。

学生探索者の場合は少し違って

  • 中学生・・・3,000×3D6円
  • 高校生・・・10,000×3D6円
  • 大学生・・・100,000×3D6円(例:高校生の場合、3D6の出目が10なら年収100,000円となる)

といった具合に学生らしくお小遣いやバイト代のような数値になります。

年収はシナリオに深く関わってくるという事は殆どないですが、NPCからの好感度(金持ちに擦り寄ってきたり・・・)や買い物をする時に制限をかけられたりとちょこちょこ大事な場面があったりします。
出来ればそれなりの額は欲しいところですね。

 

年齢は基本自由に決められるが「EDU」が影響してくるぞ!

最後に年齢。
年齢はダイスを使わず自由に決める事が出来ますが、EDU+6が最低値とされていて、例えばEDUが14ならそのキャラクターに設定出来る年齢の最低値は20歳となります。
更にこの最低値を10歳上回るごとにEDUを+1する事が出来ます。

歳を重ねたことによる経験を表しているものになりますね。
上の例の場合は30歳を超えるとEDUが15に上がります。
このEDU上昇はEDUが関わるステータスにも影響する為、年齢を高めに設定したら数値の変化を忘れないようにしましょう。

ただし一定年齢以上になると「加齢」による能力値低下が起こってしまいます。

加齢による低下は40+10歳(ルールブック準拠)から始まり、10年歳を取るごとにSTR、CON、DEX、APPのうちいずれか一つを-1します。
例えば61歳の探索者を作った場合は、ダイスで決めた上記4つのステータスの中からいずれか二つを-1します。
この40+10歳という書き方が非常にやっかいで、40歳から加齢が適用されるのか、それとも50歳から適用されるのかというのが非常に分かりづらいです。

基本ルールブックの作成ルールを読む限りでは50歳からマイナスが始まるという風に解釈出来るのですが、それ以外に記載されているものだと40歳からマイナス適用という風に読み取る事が出来るので、なんとも言い難いですね・・・
一応私が参加したセッションを含め多くの卓で採用されているのは40歳からの方らしいので、一応は40歳から加齢適用という形で覚えておいていいと思います。

学生探索者を作成する時は、その年齢に合わせてEDUに上限を設けるだけなので難しい事はないです。
例えば中学3年生(14~15歳)の探索者を作る際にはEDUの上限が8~9になるように決めればOKです。

 

《キャラ作成のコツ④》職業技能&趣味技能ポイントを、キャラに合わせて技能に割り振ろう!

プロフィールを決め終わったらいよいよお待ちかねの技能値を決めます。

探索者の持つ技能について」の記事でもご紹介させていただいた通り、職業技能ポイントは選んだ職業で決められた中から、趣味技能ポイントは探索者の設定に合わせてある程度自由に割り振る事が出来ます。

技能値にはそれぞれ初期値が存在し、例えばクトゥルフ神話TRPGの動画などでもよく目にする「目星」は初期値で25%あります。技能ポイントはここに足していく形になります。

この時ハウスルールなどで初期値が変化している技能があったり技能値に上限が設けられていたりする事があるので、《キャラ作成の前に!》の項目でもお話しましたが、キャラ作成をする際は予めキーパーに確認、自分がキーパーの時は前もって伝えておくようにしましょう。

 

《一工夫で大きく変わる!》フレーバーテキストでキャラを立たせよう!

技能まで決め終わったら最後にフレーバーテキストを書きましょう。

探索者の過去の出来事やどんな性格をしているか、家族構成はどうなっているかなどを決めます。
これを決める事でよりキャラクターが立ちセッション中に「この探索者ならこう動くだろうなぁ」という具合に動かしやすくなります。

個人的な意見なのですが、最初のうちは謎を解き明かしたり探索者を死なせないようにと必死に考えていると尋常じゃなく時間が掛かってしまうため、「この探索者はこういう性格だから」という体で動かすとあまり悩まずにプレイ出来る気がします。
あくまで私の意見なのでご参考までに。

またキーパーがこのフレーバーを利用して技能ロールやSAN値チェックなどに補正を掛けてきたり・・・なんて事もあるので、ダイスで決めたステータスが低めで心許ないという時はこのフレーバーを有効に活用するのも一つの手かもしれないですね。
ちなみにキャラクターシートには探索者の顔を描く欄もあったりするので、ステータスを見てこんな感じの人かな?と描いてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

キャラクターシートについて長々とご説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

書き方についてはあくまで「こう書くとスムーズに書ける」というものですので、自分はこの順番の方が書きやすい!というものがあれば無理に今回ご紹介させていただいた順番で書く必要はありません。
まだセッションをした事はないけど見てたらなんだかやりたくなってきた・・・と思っていただければ幸いです!

 

初心者向けとして、クトゥルフ神話TRPGの始め方をシリーズでご紹介しております!
ぜひ各記事もチェックしてくださいね♪

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黒猫
ゼスト市原店・主に一般担当の黒猫です。
東方やボカロ,ポケモンやアトリエシリーズは私にどうぞ!
他にもアニメやTRPG(主にクトゥルフ)の話題もイケますので遠慮無くお声掛け下さい。
大体一般レジ付近で作業してますのでお気軽にどうぞ(≧ω≦)
【ゼスト市原店】
店舗住所:千葉県市原市君塚3-16-1
電話番号:0436-23-5580
営業時間:月~木 12:00~24:00
金~日 11:00~25:00
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