「麻雀格闘倶楽部」3人打ち対局の攻略法・後編
ドーモ、松田です。
麻雀格闘倶楽部における、3人打ち麻雀(通称サンマ・3麻)の攻略記事・後編になります。
ルールや立ち回り、3人打ちを遊ぶ理由などは前編の記事「「麻雀格闘倶楽部」3人打ち対局の攻略法・前編」でご紹介したので、後編では、もう少し踏み込んだ立ち回り方を中心に記事にしていきます。
- 麻雀格闘倶楽部で勝つ為に必要な知識はコレ!
- 知識を踏まえた上での、3人打ちの立ち回り方
- 「継続は力なり」上に上がりたい時はとにかく数をこなそう!
- まとめ
麻雀格闘倶楽部で勝つ為に必要な知識はコレ!
闇雲に自分の手を作る事だけでは、黄龍になるのは難しいです。
3人打ちだけではなく、4人打ちにも共通する「麻雀そのものの知識」として必須なものが2つと、やれば勝率の上がる可能性が高い方法が1つあります。
- 牌効率を上げる
- ベタオリをする
- まわし打つ
一つずづ紹介しますね。
牌効率を上げる
当然ですが、牌を効率的に入れ替えるのは非常に大事です。
いかにして待ち牌を増やし、効率良く手を作っていくのかを考えるのは、麻雀において切っても切れない問題です。
考え方の基本としては「受け入れ牌を多くする」があります。
例えば三・五索を持っていて六索を引いたとします。
この際、他に索子を持っていなければ三索を切ります。
しかし三索には、くっつけられる牌が二・三・四索と3つあります。
三索を切る前に、他に使いにくい牌があればそれを先に切る方が良いです。
また、こういった場合に重要になるのが「対象となる牌の残りの枚数」です。
自分の手牌、相手の手牌、場に捨てられている牌をよく見て、待ち牌がしっかりと残っているかを確認します。
相手の手牌は見ることは出来ませんが、鳴き牌や捨て牌で予測を立てていきます。
牌効率は勝率と直結する大事な要素なので、しっかりと覚えておきましょう。
ベタオリをする
3人打ちにとって、ベタオリする事は必須なスキルです。
ベタオリとは「上がりを諦めて相手の安牌・通りそうな牌を切っていく」事です。
自分が首位のオーラスでは、余程流れが良くない限りは基本的に逃げます。
そんな時にベタオリが出来ないようだと、余計な放銃をしてしまい、逆転を許してしまいます。
ベタオリをするには、以下のポイントがあります。
- 場牌、風牌、役牌は残さない
- 一九萬、北は場に出たら残す
- 現物、筋牌を残す
場牌、相手風牌、役牌はなるべく早く切ってしまいます。
鳴くだけで役が完成してしまうので、相手の手作りが早くなってしまうからです。
しかし局の途中で場に出ていない状態で持ってきた場合は「絶対に捨てない牌」として残します。
そうする事で相手の手が止まり、例え上記の牌以外で振り込んでも、役が高くなりにくくなります。
一九萬子と北に関しては、逆転を狙う場合には使われにくい牌の為、場に2枚出ているようなら残しましょう。
もちろん危険がゼロという訳ではありませんが、高確率で安牌として使う事が出来ます。
現物(相手が捨てた牌)は確定安牌であり、筋牌なども意識して残しておくと楽になります。
筋牌とは「相手が捨てた牌の筋」であり、一般的には「147」「258」「369」のパターンになります。
例えば四筒を捨てていたとしたら、一筒と七筒は安牌になる確率が高い、という事です。
ただし、もちろん引っ掛けやシャボ待ち、ペンチャン待ちであたってしまう事もあるので、過信は禁物です。
まわし打つ
「まわし打ち」は必須技能ではなく、上手くやれれば勝率が上がる可能性が高い、という技術です。
「まわし打ち」とは、ベタオリと違って「聴牌を崩したりはするが、上がりを諦めない打ち方」です。
持っている牌の中で「極力手を崩さず」なおかつ「安全そうな牌」を切るのがまわし打ちです。
流れとしては、一向聴の状態で危険そうな牌を掴んだら二向聴に落とし、また一向聴になった時に安牌があれば切って一向聴にする、という感じです。
要するに、聴牌は意識しながら、他家が安牌を増やしてくれるのを待つ、または自分で強引に安牌を増やす、という事です。
まわし打ちが使いこなせるようになると、全体的な勝率の底上げに繋がります。
しかしまわし打ちを実行すると、放銃の可能性が高まり、かといって上がりやすいという訳でも無いという、非常に中途半端になってしまう事もあります。
ですので、常にまわし打ちをする訳ではなく、状況を見極めながらベタオリするかまわし打ちをするかを決めるのが良いです。
知識を踏まえた上での、3人打ちの立ち回り方
前編で「臨機応変」とだけ言いましたが、基本的にそれは代わりません。
その上で、もう少しだけ踏み込んだ立ち回り方を紹介しようと思います。
- ラグは覚えておく
- 特殊なサバイバルリーグを上手く使う
- 一度乗った流れは逃さない
- ツモ上がりを計算した手作りをする
- 先制の両面待ち聴牌は基本的に即リーチ
それでは1つずつ解説していきます。
ラグは覚えておく
ラグとは何かというと、牌を捨てた時に「鳴無ボタン」を押していない状態で鳴ける人が居た場合に起きる現象のことです。
鳴くかどうかの選択をするまで流れが止まるので、その捨てられた牌を「誰かが2枚以上持っている」というのが分かります。
これはかなり重要です。
場牌・役牌・風牌であれば、次持ってきたら早めに捨てる必要があります。
もしくはベタオリしている状態であれば、絶対に捨てないでおくと相手を邪魔できます。
ドラを捨てた時にラグが起きれば、相手の手が高くなりそうな気配も感じ取れます。
通常の牌であれば、もし自分の待ち牌がラグった時などは、早めに待ちを変えるという対策も取れます。
逆に相手が2枚持っている事を逆手に取って、筋の引っ掛けで直撃を狙う事も可能です。
また、リーチをする時にもラグを覚えておけば役に立ちます。
ラグの起きた牌でリーチをすれば、一発を無くす為だけに鳴かれてしまう事もあります。
わざわざ一発を消されるかもしれない牌でリーチするなら、1巡待ってから別の牌を捨ててリーチが望ましいですね。
特殊なサバイバルリーグを上手く使う
3人打ちの場合、リーグ戦が他の4人打ちと違う形になります。
4人打ちであれば、単純に対局の成績に応じたポイントを付与するだけです。
しかし3人打ちは違います。
3人打ちの場合、第1戦・第2戦・決勝までが1セットになった形でポイントを算出し、3セットの合計ポイントで競います。
各ステージではクリアラインが決まっており、第1戦は20,000点・第2戦は30,000点を持っていないと、次のステージには行かないでポイントが決まります。
例えば第1戦を4.0ポイントの1位で通過しても、第2戦でぶっとびマイナス3.5点で終えた場合、合計で0.5ポイントが付くという感じです。
ここでポイントなのが、「第2戦は必ずしも通過する必要は無い」というところです。
例えば2セットを消化して大幅なプラス、Sリーグ維持orリーグ昇格濃厚な状態だとします。
この状態で、3セット目の第1戦をプラス域で終わらせた場合、第2戦はあえて30,000点よりもやや低めで終わらせるという手があります。
こうする事で、3セット目がプラスマイナス0に近い状態で終わらせる事で、リーグ維持・昇格を確定させます。
では何故わざわざそんな事をするのか?
それは「決勝戦のルール」を考えた際の保険という意味合いがあります。
決勝戦では「クラブスコア」「ポイント」が全て2倍になります。
その為、無理に第2戦を突破した後、決勝でぶっとびになろうものなら、一気にマイナスが膨れ上がってしまう事もあります。
高みを目指してポイントを出来るだけ稼ぐ事も必要ですが、まずは「最低限のポイントを確保する」のも大事です。
高みを目指すのは後でも出来ますが、最低限のポイントを確保していないとリーグ降格というプレッシャーが来てしまいます。
プレッシャーがあると普段通りに打てず、無理に高い役を狙って逆にマイナスの傷口を拡げる事も多々あります。
一度乗った流れは逃さない
オカルトな話になりますが、割りと良くある事として「流れに乗る」という事象があります。
判断基準としては「相手のアガリ牌を掴まない」「聴牌が早い」「裏ドラがやたら乗る」という感じです。
こういう時はとにかく止まらず、相手がリーチしようがお構いなしに全ツッパします。
余程の事が無い限り、相手の待ち牌は大体2~3種類です。
一~九索・一~九筒・一九萬、東南西北白發中の27種類の牌の内、多くても3種類です。
適当に切ったとしても、11.1%の当り牌を引いて来なければ良いだけの話です。
※実際には無くなっている牌などもある為、この確率ではありません。
流れが良いと判断した時は、自分を信じて突っ込む事も大事です。
もちろん逆のパターンもあります。
流れが悪いと思った時、相手のリーチ後の最初のツモで当り牌を掴む事が頻繁に起きたりします。
そういう時は「一発目のこの牌が当りか」などと考えて、例え使えない牌でも捨てないという行動を取ります。
ただし、あくまでもオカルトな部分が多い為、たまにはハメを外して勝負しまくっても良い、という感じで捉えて貰えれば良いかと思います。
ツモ上がりを計算した手作りをする
3人打ちは4人打ちと違い、ツモ上がり時の相手との点差の詰め方が計算しやすいです。
4人打ちでは親が半分、子が1/4ずつで点棒を貰いますが、3人打ちの場合は親であれ子であれ半分ずつになります。
例えばトップとの差が12,000点ある場合、直撃なら6,000点必要ですが、ツモ上がりでも8,000点あれば逆転できます。
計算式としては「ツモ上がり8,000点 + 相手の支払い4,000点」になります。
ようするに放銃を待たなくとも、自力で逆転するなら満貫を狙えば良い事が分かります。
これは逆に自分が追われる立場の時にも使えます。
自分がトップでオーラスを迎えた際、2位との差がどのくらいあるかでその局をどう動くか決められます。
上の例でいくと、2位との差が12,000点であれば、満貫以上をツモられると逆転されてしまう計算になります。
3人打ちでは満貫~倍満あたりが非常に出やすいため、余裕を持ったオーラスというのは24,000点差以上にしておくと良いかと思います。
24,000点以上の差があり、自分が親番でオーラスの場合、究極的にはいきなりベタオリしても良いという事です。
もちろん3倍満以上をツモられて逆転される事もありますが、確率的にはそう多くは無いので、その時は運が悪かったと思って諦めましょう。
先制の両面待ち聴牌は基本的に即リーチ
先制というのは「誰もリーチを掛けていない状態」を指します。
ダマテンしている可能性もありますが、あからさまなダマテンがいない限りは、基本的に即リーチです。
両面待ちというのは、基本的に順子の両サイドで待つ形です。
四五索なら三六索待ち、七八筒なら六九筒待ちという感じですね。
ちなみに両面待ちというのは、最も基本的な上がりやすい待ち方になります。
もちろん多面待ちや三面待ち、変速待ち、九面待ち、十三面待ちと待ち方は他にも色々とあります。
ですが発生頻度から言えば、せいぜい多面待ちか三面待ちがたまにある、くらいだと思います。
大体はシャボ待ち・カンチャン待ち・単騎待ち・ペンチャン待ち、そして両面待ちになると思います。
この中で最も上がりやすいのが両面待ちという訳です。
何故上がりやすいのかといえば単純な話で、上がり牌が多いからです。
上がり牌が場に出ていないという前提では、両面待ち以外は待ち牌の数が3~4枚しか無いのに対して、両面待ちは8枚あります。
枚数が多ければ、それだけ上がる確率が高くなるという訳です。
ただし、あくまでも「ツモ上がり」の時のみ上がる確率が高くなるのであり、ロン上がりの場合には両面待ちは読まれやすい為、上がるのは割りと難しいです。
リーチの強みは「裏ドラ」と「一翻追加」、「役無しでも上がる事が出来る」というのがあります。
ただのツモで終わるはずの手が、リーチを掛ける事で「リーチ一発ツモドラ1」になれば、あっという間に満貫です。
リーチにはリターンがありますが、リスクも当然あります。
追いかけリーチをされた際に、一切降りる事が出来ません。
上がり牌を暗槓された場合に、待ち牌を変える事も出来ません。
両面待ちだからといって、追いかけ悪待ちリーチに先にツモられる事もあります。
この辺りはメンタル的な話になると思います。
「継続は力なり」上に上がりたい時はとにかく数をこなそう!
知識、打ち方をしっかり身につけたら、あとは回数をこなすだけです。
ここで重要なのは「無知ではない」という事です。
無知な状態で打ち続けていれば、運要素が強すぎて上に上がる事は難しいです。
ですが知識を蓄え、打ち方をしっかりと固めていれば、結果として確率は収束していきます。
「上」がどこを指すのかはそれぞれ人によると思いますが、例えば黄龍なのか、それとも真龍なのか、はたまたSリーグなのか、黄龍ランカーなのか、いずれにせよサっとプレイしてサクっとなれるものではありません。
結局のところ、どこを目指すにしても「上」を狙うのであれば、とにかく回数を重ねる事です。
回数を重ねた上で、どうしても上に上がれないという時は、そもそもの打ち方が悪かったり知識が足りなかったりする可能性が高いです。
そんな時は麻雀の勉強をし直してみるのが良いかもしれません。
まとめ
3人打ちはリスクとリターンの大きい麻雀です。
4人打ちと比べて、実力よりも運の方がウェイトが大きいです。
ですが、しっかりと知識を蓄え、実力部分での差が出ないようにすると、回数を重ねる事で勝率は上がっていきます。
あくまでも確率を追求した結果、運悪く負けてしまうという形を取り続けていれば、おのずと成績が伴ってきます。
一番まずいのは、数回上手く行かなかっただけで打ち方を変えたりして、中途半端に立ち回ってしまう事です。
少しでもこの記事が参考になれば幸いです。
ただ、あくまでも私個人の見解であり、必ずしもこれで勝てるという物では無い事を、予めご了承くださいませ。
松田直之
音ゲーや格闘ゲーム、アクションゲームなどを嗜んでおります。
生活の一部に組み込まれているものとして、提督業(艦隊これくしょん)も営んでおります。
基本的にはゲームのアレコレを発信してます。
宜しくお願いします。
【ゼスト木更津店】
店舗住所:千葉県木更津市請西2-2-1
電話番号:0438-30-7771
営業時間:12:00~26:00
最新記事 by 松田直之 (全て見る)
- レトロゲームって何?どういう意味? - 2019年7月22日
- ゼスト木更津店のUFOキャッチャーがスゴイ! - 2019年3月29日
- 自分の事を棚に上げて語る、喫煙の際は注意しておきたいアレコレ - 2019年1月17日
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。