東方projectがPSVITA・PS4で遊べる!「不思議の幻想郷TOD -RELOADED-」プレイレビュー
ハイ、松田デス。
ゲームを新品で買っては開けずに売ること数え切れず・・・。
未開封のまま買取に持って行ったりと、どうしてゲームを買ったんだ?という疑問の声があちこちから上がるワタクシですが、先立ってこのゲームをプレイしていた人から強く薦められてプレイしたところ、ハマりました(・∀・)
2016年12月22日発売の【不思議の幻想郷TOD -RELOADED-】でございます!
実際にプレイしてみたので、その感想と、どう面白いのかの魅力をお伝え出来れば良いなと思います。
- 「不思議の幻想郷TOD -RELOADED-」の製品概要
- ローグライクって何?
- ヌルいローグライクかと思いきや、実は奥の深いやり込みゲー
- 元同人だからこそ許される、遊び心満載で多彩な装備グラフィック
- PSVita・PS4だからこそ実現した美麗グラフィック
- まとめ
「不思議の幻想郷TOD -RELOADED-」の製品概要
「不思議の幻想郷TOD -RELOADED-」は、同人サークル「AQUA STYLE」より、2016年12月22日にPS4・PSVita版でリリースされた作品です。
元々は同人として出ていたものが、2015年にDL専用でPSVitaに、そして2016年にはこの商品が登場、という販売の流れになっています。
この「不思議の幻想郷TOD-RELOADED-(以下TODR)」は、所謂「ローグライクゲーム」と呼ばれるジャンルのものです。
登場キャラクターは、基本的に東方projectのキャラクターで構成されており、それぞれ個性が強いです。
故に東方をまったく知らない、という人にはあまりオススメが出来ないのが残念なところ。
また、会話部分では同人ならではの、色々とギリギリなネタが豊富に詰め込まれているので、飽きません。
やり込み要素についてですが、後ほど語りますが非常に多くのやり込み要素があります。
また、そのやり込み要素に負けないくらいに多くのダンジョンが存在します。
(30種以上!)
それぞれのダンジョンで潜る条件やクリア報酬、新規キャラ加入など様々な要素が存在。
ダンジョンを全部やり尽くすだけでも50時間以上は掛かるんじゃないでしょうか?
(一つのダンジョンで、長ければ2時間くらい掛かってしまう事もあります。)
「東方project」を知らない人にとっても、ローグライクゲームとして新しいやり込み方があるので、「風来のシレン」や「トルネコの不思議なダンジョンシリーズ」がマンネリした人にとってはいい刺激になると思います。
ローグライクって何?
さて、さも当然のように出てきたこの「ローグライク」という単語。
なんとなく理解している人も多いと思いますので、簡単に説明しようと思います。
- 道端に落ちているアイテムを駆使してダンジョンを攻略するゲーム
- ダンジョンは基本的に入る毎に形成が変化する
- 食糧問題が付きまとう(空腹値が設定されている)
- プレイヤーと敵が交互に動くターン制
- 一度ダンジョンでやられると持ち物・レベルなどがリセットされる
などが「ローグライク」と言われる主な要素です。
既存ゲームの代表作と言えば「風来のシレン」や「トルネコの不思議なダンジョン」ですね。
実はこのローグライクというジャンル、大昔のPC98時代からあったりもします。
名前の由来ですが、ローグライクの「ローグ」は、上記の特徴を持った1980年に登場した探索型RPGを指します。
そのローグ「のようなゲーム」という事で、Like(訳:~のような)を付けてローグライクと呼ばれます。
ヌルいローグライクかと思いきや、実は奥の深いやり込みゲー
さて、TODRが他のローグライクゲームと違う大きな特徴として、「途中でヤラれてもアイテムロストしない」があります。
これだけを聞くと、旧来からのローグライクゲーマーにとっては「ヌルゲー」と感じてしまうかもしれません。
が、敵の強さ・ダンジョンやアイテムのシステムを上手く改変しており、ただのヌルゲーではなくやり込みゲーになってます。
やり込み要素①:武器・防具の多彩な変化システム、そしてカスタムの自由度
旧来のシレンなどでは、装備を強化する事で強くさせるという物があります。
TODRはこれを改良し、
- 装備自体もレベルを設け、レベルが一定以上上がると別の装備に進化する。(しないものをあります)
- 「印」というシステムを採用。装備に様々な「特性」を付けたり外したりすることが出来る。
- 装備の「転生システム」。上限まであがりきった装備を転生させる事で、多種多様な装備を作成出来る。
このような仕様になっています。
装備自体の強化値(木の棒+10とか)は勿論あり、それとは別で装備自体にレベルが存在します。
レベルが上がると、装備によって基礎能力が上がります。
(武器なら攻撃力、防具なら防御力など)
「印」システムは装備だけじゃなく、アイテムにも付いてたりしており、その効果は様々。
この「印」の付け方で装備の特性が大きく変わったりします。
しかも付け外しが可能。
また、付けられる種類も装備のレベルが上がる事で増加し、更には「印」自体にも3種類の印が存在します。
「固有印」「共鳴印」「追加印」と呼ばれるもので、この3種類によって更に装備の個性が広がります。
- 「固有印」 武器固有の印であり、付け外しは不可。しかし「転生」を行う事で別の装備に追加する事が出来る。
- 「共鳴印」 別の装備に同様の共鳴印がある事で初めて効力を持つ印。付け外しが一切出来ない。
- 「追加印」 上述のメイン印。付け外しが出来、装備のレベル次第で最大15個まで付ける事が出来る。
「転生システム」はその名の通りであり、装備自体の上限レベル(装備毎に設定値有)に至ったものをある特殊なアイテムを使用することで行えるシステム。
上述にある通り、「固有印」を転生先の武器に付ける事が出来、追加印のバリエーションが増やせる寸法です。
また、固有印と追加印で同じ印が存在し、追加印では敵キャラに外されたり奪われたりする事がありますが、固有印であれば奪われる事が無い、という特徴もあるので、転生の利点がここにあったりします。
更に更に、転生システムにはもう1つの特徴があり、「同じ系列」の装備に転生した際には違った効果が出ます。
同系列での転生の場合固有印は変化無しですが、代わりに転生前の「攻撃力or防御力の1/10」が基礎値で増えます。
要するに「装備Lv成長分」と「強化分」の1/10が、Lv1強化無しの状態から加算されます。
ということは、転生させた装備のLvを上げることで、この基礎値分だけ以前の装備よりも強くなるという寸法です。
この同系列転生は、同系列で転生させている限り更に上乗せされていきます。
なので、転生を繰り返す程にLv1の状態での攻撃力がどんどん増えていくということです。
このように、印の入れ方や転生のし方で同じ装備でも威力や効果の違うものが出来上がります。
自分で好きなようにカスタマイズする楽しみは無限大です。
やり込み要素②:スキマ集め
TODRでは、シレンで言うところのツボにあたる「スキマ」というアイテムをしまう事の出来るものがあります。
このスキマには多種類が存在し、冒険序盤~中盤までは出し入れ自由な「保存のスキマ」を集める作業をします。
保存のスキマは1~9個のアイテムを自由に出し入れ出来、罠等による被害も防ぐ役割があります。
「保存のスキマ(4/4)」と表示され、表示の数字分だけアイテムを入れることが出来ます。
序盤では落ちていたり売っていたりするものを集めるのですが、大体が3~5個くらいしか仕舞えません。
そこでこの保存のスキマを拡張するアイテムを集め、少しずつ手持ちのスキマを拡張していきます。
何故スキマが必要かと言うと、大体のダンジョンでは持てるアイテムの総量は20~30個が基本です。
そこでこのスキマを使うとアラ不思議、装備枠を除くと最大で243個まで所持することが出来ます。
20~30個だけを持ち帰るよりも遥かに効率的であり、序盤はこのスキマ収集・拡張作業をするのがベストです。
収集はともかく、拡張作業が結構掛かるのでオール(9/9)を目指すとしたら、かなりの時間を使ってしまいます。
やり込み要素③:ダンジョン攻略の難しさ
罠や敵のスキルが多種多様であり、「これさえあれば大丈夫」という装備は自分で作るしかありません。
ただし、ほぼ防げるような装備は作れるには作れますが、転生と印の組み合わせをバランス良くした上でようやく作れるので、これもまたやり込み要素の一つです。
この「完全無欠な装備作成の困難」により、ダンジョン内での急なピンチがよく起こります。
逆に言えば、突然ピンチになるような事があるが故の救済措置としてアイテムロストが無い、という感じです。
更に厄介なのが、敵スキルの豊富さです。
これがダンジョン攻略の難易度を上げています。
- 射程が常時2ある敵
- 射線から一つズレても遠距離してくる敵
- 呪ってきて装備の加算値を下げる敵
- ある程度HPを減らされると爆発する敵
- スキマからアイテムを盗む敵
- 持ち物を数個落とされてしまう敵
- 特定のアイテムを1つ闇に葬る敵
- フロア内の敵全てを強化・倍速にしてしまう敵
などなど・・・
これらが重なったりすると、ある程度以上の強さを持った装備などで固めていないと大変です。
特に中盤以降だと装備が貧弱な場合に打開策が打てなくなったりします。
元同人だからこそ許される、遊び心満載で多彩な装備グラフィック
武器・防具のグラフィックが表示されるのは、他のシリーズでも同じです。
しかし問題(魅力)は、その装備のグラフィックが一種狂気めいたものが多々存在するところにあります。
例えば
こんな感じの装備です。
もう意味の分からないもの・危ないものが多数存在します。
他にもしっかりとカッコ良さにステ振りした装備もあります。
どちらも良いものです。
ちなみにこの超サ◯ヤ人的なたけのこ&きのこ、これ両方を同時に装備出来たりします。
戦争待ったなし!
PSVita・PS4だからこそ実現した美麗グラフィック
今までシレン・トルネコ系が発売されたのはいずれも任天堂の本体です。
今回はPSVita基準ということで、非常に綺麗なグラフィックを搭載し、そのまま動きます。
MAP間移動などをするとロードが長い時があったりもしますが、ダンジョン内は非常に快適。
大きなストレスは無く高解像度でのプレイが実現してます。
(無駄にぬるぬるとよく動きます)
また、ダンジョン内では効果音とBGMだけになりがちなローグライクも、TODRは違います。
スキル使用時・被ダメージ時・アイテム使用時など様々な場面でキャラクターが喋ります。
サツバツとしやすいローグライクの清涼剤です。
まとめ
普段は格闘ゲームしかやらない自分がここまでハマるのは珍しいくらいにプレイしてます。
RPGや育成ゲーム、やり込みゲームが好きな人なら例え東方を知らなくてもやる価値があります。
むしろこのゲームをきっかけに東方にハマってもいいんじゃないでしょうか?
もちろんゼスト木更津店では同人ソフトも扱ってますので、シューティングの東方もありますよ!
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それでは良いゲームライフを。
松田直之
音ゲーや格闘ゲーム、アクションゲームなどを嗜んでおります。
生活の一部に組み込まれているものとして、提督業(艦隊これくしょん)も営んでおります。
基本的にはゲームのアレコレを発信してます。
宜しくお願いします。
【ゼスト木更津店】
店舗住所:千葉県木更津市請西2-2-1
電話番号:0438-30-7771
営業時間:12:00~26:00
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