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かぜでんせつ ぶっこみのたくと読むんです!「疾風伝説 特攻の拓」|一度は読んで貰いたいオススメコミック⑥

bakuon

どうも、松田デス

1990年代は数々のヤンキーを題材としたコミックがありました。
以前紹介した「今日から俺は!!」も90年代に連載されていた作品です。

その中でも個人的には最高峰というデキだと思うのがこの「特攻の拓」です。
(とっこうのたく、ではなく「ぶっこみのたく」と読みます。まさにヤンキーの読み方)

正式名称は「疾風伝説 特攻の拓」(かぜでんせつ ぶっこみのたく)。
その魅力をお伝え出来ればと思います。

 

目次

  • 「特攻の拓」作品概要
  • 必殺技とか特に無し!現実的なヤンキー漫画
  • 魅力①:個性の強すぎる面子たち
  • 魅力②:少年漫画らしい主人公の成長
  • まとめ

 

「特攻の拓」作品概要

80’sの横浜暴走族情勢を舞台としたヤンキー漫画です。
主人公の「拓」は元は典型的なイジメられっ子。
そんなイジメられる学校生活の中、突然転校してきた暴走族の「鳴神秀人」と出会い、その強さに惹かれ、結果としてツッパリデビューをする事になるのです。

イジメられっ子だった性格から、人に立ち向かう勇気と強さを持った人間へと成長する過程は、少年漫画の王道ともいえますよね。
単行本として全27巻と読み応えのある量。
セリフの表現が独特で「!?」や””で区切った言い回しが多数見受けられますし、ヤンキー独特のルビが意外と面白いです。
(出発にデッパツとルビが振られていたり。)

 

必殺技とか特に無し!現実的なヤンキー漫画

必殺技のようなものを持つ人は皆無であり、誇張表現は一部あるものの、基本的には現実的な行動が多いのがこの作品の特徴とも言えます。
抗争での素手の殴り合い・武器の使用など、当時の暴走族では当たり前だった事がそのまま表現されているんですね。
主人公の拓も同様で、特別な力は無いものの、持ち前の優しさによって様々な場面で活躍する事になるんです。

今では滅多にお目にかからないであろうトルエン・シンナーの表現もあるのが時代を感じさせます。

ただ、各キャラ達の中には「異常な強さ」や「異常な力」と表現される描写はいくつか見受けられます。
「単車を担ぎながら人を片手で持つ」、「80kgの人間を片手で持ち上げる」、「鉄パイプで殴られても倒れない」、などなど。
しかしどれも実現不可能かと言えば、鍛え抜けばいけなくもない領域に留まっているところが特に現実的。

そういったところから、話の内容にも現実味を感じるようになるところが、漫画としてハマっていく魅力なんです。

 

魅力①:個性の強すぎる面子たち

コミックを紹介する度に思うのが、面白い漫画ほどキャラクターの個性が強くキャラ付けが出来ている、ということです。
特攻の拓も同様で、主要なメンバー達はキャラの性格や背景などの描写がしっかりとされており、感情移入がしやすいんです。

喧嘩の描写も多い為、族頭クラスの登場人物それぞれには何かしらの特徴があります。
一部凶悪なキャラもいるんですが、大半の人物は人情派であり、身内に対しての優しさが共通しています。

 

魅力②:少年漫画らしい主人公の成長

最初はイジメられっ子から始まる主人公ですが、転校生をきっかけに「強い男になりたい」と考えるようになります。
元来の優しい性格から、自分の為よりも他人の為に気合を見せる事が多く、その姿が徐々に評価されていくんです。

また、族の垣根無しに人と仲良くするという信念ゆえにトラブルにも巻き込まれたりするんですが、その結果、最終局面では全面戦争になりそうな事態を収束する為に立ち上がる事になります。
突出した能力らしい物も、先天的なものではなく後天的なもので、ある程度納得も出来る内容です。

最終的に落ち着く先は、誰かの上に立つ立場では無い「指示命令はしないが中心的な人物」「一目置かれる立場」なのも、本人の性格とあいまって納得のいきます。

 

まとめ

一般人が不良に憧れた、妙に生々しい描写の多い90年代ヤンキー漫画です。
今の30代・40代の男性にとってはある種の懐かしさが漂う作品なので、是非オススメしたいです。

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松田直之

松田直之

ゲーム・アニメ・コミック・DVD・アダルト買取査定のプロ株式会社エイムアントレー
ゼスト木更津店・店長の松田です。
音ゲーや格闘ゲーム、アクションゲームなどを嗜んでおります。
生活の一部に組み込まれているものとして、提督業(艦隊これくしょん)も営んでおります。
基本的にはゲームのアレコレを発信してます。
宜しくお願いします。
【ゼスト木更津店】
店舗住所:千葉県木更津市請西2-2-1
電話番号:0438-30-7771
営業時間:12:00~26:00
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